研究会シンポジウム開催のおしらせ
11月24日(水)10:00〜17:00
第7回高難度選択酸化反応シンポジウム
選択酸化と水素/酸素/過酸化水素
[ 研究会の概要 | 平成15年度研究会活動 | 世話人]
高難度をひとつのキーワードに、接触的選択酸化に関する情報を集約し、発信することを目的にしてる。選択酸化は均一・不均一系を問わず基礎・応用研究が活発に進められている分野で、期待は大きい。また、環境問題を解決する上で酸化技術の高度な発展は大変重要である。本研究会は多く未達成として残されている高難度選択酸化の展開に向けた概念、理論、技術構築をワークショップ、講演会、研究発表会を通して進め、同時に選択酸化全般の進歩に寄与したいと考えている。酸素のかかわる触媒化学の発展を多面的に幅広く図る活動も進め、環境問題を解決する上での酸化技術の展開に対しても力を注いでいる。完全酸化に対する高度な発展を促す活動も進め、接触酸化的な水処理、PM処理、燃焼、燃料電池、エネルギー発生、工学的システム等も対象としている。2005年の第5回国際選択酸化触媒会議(札幌)開催に向け、参画等、積極的に活動を進めている。本年度は世話人の交代や新メンバーの参画があり、新たな門出となった。
[1]第6回高難度選択酸化反応シンポジウム
(独)産業技術総合研究所 関西センター基礎融合材料実験棟多目的ホールにて平成15年1月23日に、第6回高難度選択酸化反応シンポジウムを開催した。国内5名(企業から2件、大学2件)の方から以下の演題とした講演を頂いた。生体はもちろんのこと、これに学び固体触媒も構造や形がはっきりとした分子性の材料の設計へと変化している。そのような観点から工業化された触媒の姿も捉えることができる。
1.ポリオキソメタレートをベースとした環境調和型酸化反応系の開発
− 分子から固体触媒ヘ − (東大)山口和也
2.生体の制御システムを錯体場に設計した金属−パーオキソ種の構造と反応性
(名工大)実川浩一郎
3.ベンゼンの酸化アセトキシル化反応によるフェノールの合成 (東ソー)土井孝夫
4.直メタ法MMA金属間化合物触媒の設計と触媒精密合成 (旭化成)山松節男
5.酸素を酸化剤とする炭化水素類の触媒的酸化カップリング反応 (関西大)石井康敬
[2]触媒討論会研究発表会(徳島)「選択酸化セッション」
「選択酸化セッション」(平成15年9月20、21日)では、依頼講演2件を含め21件の講演発表があった。依頼講演は「燃料電池反応法による高濃度過酸化水素の直接合成」と題し、東工大山中一郎先生より燃料電池型の酸化反応システムで連続的に高濃度の過酸化水素を酸素と水素から合成するプロセスの紹介があり、最近の過酸化水素を利用した酸化反応の更なる展開の後押しをする内容となった。また京都大植村 榮先生より「簡便なアルコール空気酸化触媒系の開発」と題し、ハイドロタルサイトにPd金属を固定化した触媒でアルコールの液相酸化脱水素させる反応の紹介があり、固体触媒が簡便に合成されかつ簡便に有機合成に使える事例を多く示された。
[3]第6回高難度選択酸化反応研究会ワークショップ
平成15年11月28,29日の両日、宇部興産葉山保養所にて、23名の参加の元、表記ワークショップを開催した。参加の世話人より酸化に関する研究やサーベイしておられること、あるいは検討すべきでテーマなどのご提案を通して、触媒酸化の方法論の新しい姿を討論した。菖蒲先生には定年退官を控えられ、これまでの銀触媒の研究の発展の歴史をお話していただいた。世話は宇部興産の後口さんより頂いた。
[4] 第5回国際選択酸化触媒会議(札幌)の推進
[5] News Letter (7)の発行
上田 渉
連絡先 〒001-0021 札幌市北区北21条西10丁目
北海道大学触媒化学研究センター
触媒機能設計部門機能材料設計分野
Tel 011-706-9164
Fax 011-709-9163
E-mail : ueda@cat.hokudai.ac.jp
世話人 菖蒲明己(室蘭工大)、池谷秀明(エヌ・イーケムキャット)、石井康敬(関西大)、
井藤壮太郎(広島大)、岩倉具敦(三菱化学)、牛窪 孝(三菱化学)、内田 博(昭和電工)、
藤森祐治(三菱レーヨン)、大塚 潔(東工大工)、奥原敏夫(北大)、角田範義(豊橋技大)、
海老谷幸喜(大阪大)、小林哲彦(産総研)、薩摩 篤(名大工)、佐藤一彦(産総研)、
滝田裕作(大分大工)、竹平勝臣(広島大)、田中庸裕(京大工)、村田修三(住友化学)、
渡部 徹(旭化成)、辰巳 敬(横浜国大)、羽柴秀人(日本触媒)、藤原謙二(三井化学)、
藤原祐三(ASC化研)、松崎徳雄(宇部興産)、水野哲孝(東大工)、森 嘉彦(東ソー)、
宍戸哲也(東京学芸大学)、山中一郎(東工大工)、後口 隆(宇部興産)、乾貫一郎(チッソ石油化学)