参照触媒の配布条件(抜粋)

すべての試料に共通の使用条件

成果,データの報告

 参照触媒を利用して得られた研究成果は,公表した上で参照触媒部会にご報告いただきます.といっても,細かなことまで忘れずにいちいち報告を求めるのは現実的ではありませんので,つぎのようにお願いします.

 具体的には,参照触媒を利用した研究成果を論文や学会発表で公開する際に,触媒学会の参照触媒(reference catalyst, The Catalysis Society of Japan)を使用したことおよびサンプル名を明示し,論文の場合には,題名・著者名・雑誌名・巻・ページ・年・キーワード・使用サンプルを鳥取大・片田(幹事)までE-mailにてお知らせください.アドレスはkatada**chem.tottori-u.ac.jp (不法メール対策のため,「**」を「**」と表示しています).

 しかしながら,これも現実には忘れられがちです.そこで,原則として5年に一度,参照触媒部会から利用者の皆さんに上記の公開データ(題名・著者名・雑誌名・巻・ページ・年・キーワード・使用サンプル)を問い合わせますこのときにまとめてお答えいただければ結構です.参照触媒部会では,5年に一度「参照触媒利用の手引き」を発行します.この「手引き」の中に集まったデータを掲載します(最近ではCD-ROMに収録し,検索が可能となっています).「手引き」を購入された方は,このデータ集を利用し,参照触媒の各種測定結果を探すことが可能です.またデータ(題名・著者名・雑誌名・巻・ページ・年・キーワード・使用サンプル)を提供された方には「手引き」を無償で進呈します

使用の申込

 下に書いた特別な場合を除き,使用申込書がE-mailで配布担当者に送られると,折り返し担当者から試料200 gが送付されます.提供メーカーから直送される場合もあります.ただし,下に書いた場合には特別な制限がありますのでご留意ください.

特に制限のある試料

アルミナ JRC-ALO8

  • 「提供元と参照触媒委員会(現: 参照触媒部会)の契約を遵守する」旨の契約書に署名後配付する.
  • 同一研究グループに3年に1度以上の頻度では配付しない.
  • 配布量は100 g.
  • マグネシアのうち,宇部マテリアルズ提供のJRC-MGO-4 500A, JRC-MGO-4 1000A

  • 「提供元と参照触媒委員会(現: 参照触媒部会)の契約を遵守する」旨の契約書に署名後配付する.
  • 配布量は50 - 100 g.
  • 酸化チタン

  • 同一研究グループに2年に1度以上の頻度では配付しない.
  • JRC-TIO-1, -2, -5については,配布量は100 g.
  • 酸化セリウム

  • JRC-CEO-4については,配布量は10 g.
  • シリカアルミナ

  • 配布量は100 g.
  • 硫酸化ジルコニア

  • 配布量は20 g.
  • ゼオライト[MFI型(ZSM-5)以外]

  • 配布量は50 g.
  • MFI型ゼオライト(ZSM-5)のうち,エクソンモービルカタリスト提供のJRC-Z5-25H, -70H, -70NA, -1000H, -1000NA

     これらのサンプルの配付は,(1)貴重なサンプルである(2)提供元と参照触媒委員会(現: 参照触媒部会) の契約に強く制限されている,の2つの理由から,つぎのような基準で配付するかど うかを決めている.

  • 「キャラクタリゼーションのための参照試料」として利用される場合のみ,配付 する.具体的なキャラクタリゼーションの実験内容(例えばXRD)が使用申込書に明記されることが 条件である.
  • 触媒反応など,応用的な用途は認めない.
  • 原則としてそのまま利用する場合のみ配付する.修飾(例えば他の金属を担持)し て別の触媒とするような材料としての利用はお断りしている.
  • 同一研究グループに3年に1度以上の頻度では配付しない.
  • 配布量は10 g.

     以上の3つの条件を満たしていると配付担当者が判断したら,つぎに提供元(エクソンモ ービルカタリスト社)が適否を決める.同社は理由を明示せずに配付を断ることがで きる.  これらの条件をクリアし,さらに「提供元と参照触媒委員会(現: 参照触媒部会)の契約を遵守する」旨 の契約書に署名した人にのみ,同社から直接送付することとなっている.

     MFI型ゼオライトは組成と構造が規定されれば性能に再現性があるはずですので,貴重な参照触媒そのものを使わなければならない場合は限られるはずです.MFI型ゼオライトを利用して触媒反応や触媒調製を行われる場合には,例えば自作や市販の試料の品質を参照触媒を利用してご確認された後で,反応や調製はその自作・市販試料を用いて行われることをお勧めします.

  • MFI型ゼオライト(ZSM-5)のうち,日産ズードヘミー触媒(現ズードケミー触媒)提供のJRC-Z5-90H (1), 90NA (1)

  • 配布量は50 g.

     前述のエクソンモービルカタリスト社提供試料のような用途制限はない.

  • MFI型チタノシリケート(TS-1)

  • 同一研究グループに1年に1度以上の頻度では配付しない.
  • 配布量は10 g.
  • 担持貴金属触媒

  • 配布量は2 g.
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