触媒学会 生体関連触媒研究会 本文へジャンプ

当研究会の目的

昭 和60年に発足した「モレキュラーキャタリスト委員会」から「酵素類似機能を有する触媒研究会」を経て、平成3年に「生体関連触媒研究会」として発足した 経緯があります。この間、生体触媒機能を触媒研究のサイドから探求することの重要性を示し、シンポジウムの開催を通じてこれまで触媒学会に関心の無かった 人々に触媒学会を紹介する機会を提供し、さらに学会会員の増強などを目的とした活動を行ってきました。

さ て、最近の生物無機化学研究の重点はモデル錯体の構造解明から機能発現へと移行し、単なる機能モデル錯体合成から実用触媒開発の段階に入ってきました。さ らに、分子生物学の進展に伴い生体触媒である酵素の機能が分子レベルで解明されるに至り、酵素とモデル錯体とが同じ土俵で議論できる時代となっています。 このような情勢の中で、本研究会の果たす役割はこれからさらに大きくなるものと考えられます。

均 一系触媒研究では有機金属化学が長年中心的な役割を果たしてきた経緯があり、現在でもその重要性は薄れていません。一方、酵素に代表される生体触媒は、均 一系触媒の開発に多くの示唆を与えてきました。また、生物無機化学の進展とともに新しい配位子が次々と合成され、制御された反応の実現が可能な状況となっ てきました。このような状況の中で、この分野で活躍する代表的な研究者から若い研究者までを含む本研究会の存在意義は極めて大きいのであります。生体関連 触媒の研究分野において今後も触媒学会がイニシアティブをとり続けるためにも、本研究会の継続的な活動が不可欠と考えております。




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