触媒討論会 B講演について
討論会委員会から会員の皆様へ
本稿は,討論会委員会が討論会Bに期待することとその審査方式を公開することを目的としています。 会員の皆様方が講演を申込される場合の留意点として,また討論会自体を盛会とする一助とすべく,以下に討論会委員会からの会員の皆様への依頼文書を掲載致します。
・ 討論会委員会が討論会Bに期待していることとは?
討論会Bの講演は,「討論中心の」発表形式であり,登壇者が充分議論する場として提供しています。
そのため,聴衆はあらかじめ配布された要旨を熟読して討論会に臨むことを原則としていますので,当日の発表では提示データと主張したい事項,討論したい事項を確認するのみとします。
B講演で「これまで未発表」であることは要求されません。
むしろ,これまでA講演などで発表と討論を重ねてきたものをまとめ,発表してもらうことを希望しています。
また,同グループからの同じような内容のB講演はできるだけ避けています。
ただし,全く別の研究であり討論する意味が充分あれば同グループの講演も受け付けたいと考えています。
・討論会委員会からのB講演に関するお願い
1) B講演時には,要旨に記載された内容以上のことは発表できません。
当日の発表では提示データと討論したい事項を確認するのみとします。 したがって,要旨に掲載されていない図やデータは発表時にはいっさい使わないで下さい。
議論最中に,詳細なデータの開示が必要な場合に限り,座長の進行の元で新規なデータを開示できる場合もあります。
2) B講演は,やはり討論中心の発表形式です。
発表中心の長時間講演や速報的な結果発表は,A講演あるいはポスターで発表するように推奨します。 また,ひとつのテーマで講演を募集し,大いに議論する場を提供したいとも考えています。
適したテーマがある場合には,このような形式で講演を募集します。
・ 討論会委員会でのB講演審査とは?
現在の討論会委員会での審査では,1件の講演に対して2名の討論会委員が査読し,「討論点があるか」という観点から,コメントするようにしています。 2名の委員の審査意見が割れたら,3人目の審査員を投入し,コメントをするように,第106回討論会の審査から方式を改善しました。
ポイントは,「討論点があるか」です。講演者が「主張したい」点と,聴衆が「討論する,討論したい」点は必ずしも一致しません。 我々の判断基準からは,「主張したい事項」では討論内容が判断出来ない場合が,残念ながら数多くあります。 たとえば,「触媒調製の有効性」というような漠然とした「主張したい事項」では,当日果たして議論になるのかどうかが疑わしく思えます。
そこで,15分の質疑討論の間に多くの質問やコメントが出るように,データ不足の指摘など討論会委員会から多少示唆をしています。 つまり,討論会委員はこの場合,「こういったデータがあれば,討論できる」という観点で審査をおこなっています。
これまで申込添付資料には「講演状況」を記述する欄がありましたが,ここに「未発表」とだけ書かれていても,審査の助けには全くならないのです。 現在は討論会委員が,A発表やポスター発表の履歴にまでさかのぼって,講演状況や討論内容を調査している状況です。
・ 討論会委員会からの審査への協力のお願い
上記を踏まえ,討論会委員会から以下のことを発表申込者にお願いいたします。
1) B講演申込時に添付の資料では,以下の情報を詳述してください。
- 討論したい事項
- これまでの発表状況(B講演だけでなく,A講演や他学会での発表,発表論文も含め)と新たな議論ポイント
2) 要旨の執筆にご留意下さい。
討論したい事項に焦点を絞り,必要に応じて図表を使って記述して下さい。
3) 場合によってはポスター発表に形式変更してもらう場合があることをご了解ください。
上述のような審査で,我々の中で審査が困難なものについては,申請者に直接連絡して内容を確認させていただく場合があります。
以上,よろしくお願い申し上げます。
